この記事は、結婚相手(夫、妻)の浮気によって夫婦関係(夫婦生活)が破綻してしまったという方が書いてくださった体験談になります。
私は妻に6年前に浮気をされたことがあります。
妻は同じ職場の男性と観楓会で浮気をしてしまい、私にバレる前にその職場を退職していましたが、相手の男性が本気になってしまい自宅まで押しかけてきて浮気が発覚しました。
しかし私は子供の頃、父が浮気して家を出て行った経験があり、子供ながらに肩身が狭く貧しい生活をした事から、結婚を決めた時点で絶対に離婚はせず何があっても子供に両親を揃えてあげたいという思いが強くあり、浮気さえも離婚の理由にはなりませんでした。
子供はまだ7歳と3歳で幼く、母親を強く必要としている年頃でしたので、妻を責める事もせずに謝罪を受け入れ新しく生活をやり直す思いで許しました。
しかし自分では許したつもりでも、テレビを何気に見ている時に「浮気」とか「離婚」というキーワードが出てくるたびに思い出し、その場の空気が凍りつきます。
以前は気にもしていなかったのに、テレビでこんなにこのキーワードが出ていたとは今の立場になるまで気付かず、テレビをみる機会も徐々に減り家の中はとても閑散として「暖かい家庭」とは程遠い環境になってしまいました。
それでも親の事情など子供には関係なく、少しでも子供のための家づくりを目指し、子供は気づいていたかもしれませんがいつも夫婦仲良く振舞っていました。
よく「夫婦の仲が悪く喧嘩ばかりだから子供のために離婚した」などと口にする人がいますが、親が離婚した子供の立場から言わせて貰えば「喧嘩ばかりでも父と母にそばにいてほしい」が本音で、安易に「子供のため」なんて言葉を使ってほしくありません。
親の言い訳に子供を持ち出し正当化しているようにしか聞こえず、どっかで聞いた事のあるセリフを説得力あるものと勘違いし、周りの人から同情されたいだけに聞こえます。
いつでも離婚は親の責任で被害者は子供です。
少し偏った考え方かもしれませんが、子供の為に離婚を選択せず、浮気を2度としない過ちと信じ現在も普通の家族がどんなものか考えながら生活しています。
実際、妻との夜の生活も以前と同じようにしていて、特に抵抗はありません。
よく出産でさえ見てしまうと奥さんを抱けなくなると聞きますが、幸いにも私は大丈夫で愛を持って接する事が出来ていると思っています。
いつかはこの事を忘れる日が来てくれるか、子供が自立した時はたして一緒に生活していく道を選べるか、この先どうなるかわかりませんが、妻にも考えがあるようですし二人でじっくり話し合いながら決めていきたいと思っています。
[北海道 30代 男性]