この記事は、結婚相手(夫、妻)の浮気によって夫婦関係(夫婦生活)が破綻してしまったという方が書いてくださった体験談になります。
夫の浮気が原因で夫婦関係が破たんしました。
以前から夫の帰りが遅くなりもしやと思って疑っていました。
夫は営業職のため決算前や年末は接待が増えることが理由だと言っていましたが、そのうち特に大したイベントのない日でも帰りが遅くなりました。
私が疑い始めてからは少し帰宅の時間が早まりました。
最初は夫の言う接待が事実でありきっと私が考えすぎなのだと思いました。
そして実際に疑ったことを少し反省しました。
そこで夫に謝りました。
私の謝罪は受け入れられ安心しました。
そのころから夫婦関係は以前より良くなったと思います。
しかし、悲劇はここから始まりました。
私が油断したことを悟った夫は再び浮気を再開し始めました。
今度はとても巧妙でした。
一度浮気の疑いをかけられたトラウマがあるせいで今度は疑われない対策をしっかりしていました。
遅く帰る日はわざと同僚や後輩から私に遅れるという伝言を告げさせていました。
例えば普段から仲のいい夫の同僚に「今日は旦那さんと帰りに飲んで帰るので旦那さんの帰りは遅くなります」などといったラインを送らせていました。もっと悪質なのは夫は証券会社で働いており、市場が開いている間はオフィスで電話が鳴りっぱなしなので、昼間ぐらいに私に電話をしてきては「今日はノルマが終わらなくて忙しい。」などと言ってきます。
オフィスのフロア全体に広がる電話の鳴る音や営業トークが電話越しでも聞こえてくるので、今日は忙しいのだと錯覚してしまいました。
実際は確かに忙しいですが、証券会社であれば営業時間中は一日中電話が鳴っているのが当たり前です。
そのため夜勤しなくていい日でも昼間は基本的に騒がしいので昼間に私に電話をすることで今日は忙しいアピールが出来ます。
浮気疑惑対策は家の外だけでは無く家の中でも計画的に実施されました。
プレゼントの量が増え、私もそれに満足していました。
実際にとてもうれしかったです。しかし、無意識のうちにまた疑ったら気を悪くしてプレゼントが減るのではないかという考えが自分の頭の中で巡りました。
プレゼントが減るという恐怖から他の女について聞くことが自分の中で抑えられてしまいました。
人間は心地の良い状態でいたいという本能が強いため、それを脅かすことが出来なくなりました。
私にとって定期的にプレゼントがもらえるという状態はとても心地よかったです。
浮気について調べることで自分の中の疑いを晴らす代わりに、プレゼントがなくなる可能性があるという条件を図りにかけるととても浮気について言及することは出来ませんでした。
しかし、ある日夫がスマホを机の上に置きっぱなしにしている日がありました。
そしてたまたま画面にラインのメッセージが移りました。
明らかに私より若い女性からでした。
またメッセージの内容もラブラブなカップルのような文章でした。
これには我慢できず夫に事情を聴いてみると浮気であることを認めました。
しかし、この時は夫が逆ギレしてきました。
そして離婚すると私を脅してきました。
確かに経済力があってこの場合主導権があるのは夫のほうです。
それを良いことに夫は浮気を正当化し始めました。
私には特に使える資格もなく貯金もないので、離婚して再就職して裁判を起こすということは非現実的です。
そのため夫の浮気を容認するしかありません。
また、子供もいるため下手に夫婦仲を悪くして子供に悪影響を及ぼすわけにもいきません。
こういったこともあり私へのプレゼントはなくなり、夫は浮気を続け、おそらく子供が大学を卒業すると離婚するのではないかと思います。
離婚したら少々慰謝料はもらえても今ほどいい生活は出来なくなります。
常にいつ離婚されるのか分からない恐怖と、子供の前で仮面夫婦を続ける精神的負担で苦しんでいます。
私には自立できるほどの力がないので泥沼状態です。
こうして私たちの夫婦関係は破たんしました。
いまでも籍はそのままですが夫婦仲は完全に冷め切りました。
[大阪府 30代 女性]