菅直人さんのツイッターでの発言
国民は安倍政権を信用しているのでしょうか。若者の多くは奨学金という名のローンを抱え、団塊ジュニアには非正規雇用が拡大し、全てが自己責任とされています。映画「新聞記者」によく描かれているように、安倍政権は「失敗」を官邸権力を使って「成功」に見せることで成り立っている大本営政権です。 https://t.co/nFO4QY1fXV
— 菅 直人 (Naoto Kan) (@NaotoKan) July 30, 2019
菅直人さんに対するツイッターでの反応
これいいたいことはわかるんだけど「安倍政権だけの責任じゃなくて『高度経済成長期からバブル期までのひずみがバブル崩壊後の押し寄せてきて誰がやっても状況はよくはならない』ってこと」を国民はかなり理解してて野党が政権とったら年金非正規奨学金などがあっさり解決するなんて思ってない。 https://t.co/KbT29leTwe
— もへもへ (@gerogeroR) July 31, 2019
お前が!!
長期安倍政権の立役者だ!!
いや、座長だ!!がんばりたまえ!! https://t.co/f5StHgSLin
— ジョナサン 愛犬に名前は無い… (@O9XnISYteURdtUX) July 30, 2019
ご自身は、信用されていたとお思いでしょうか?
外国人献金疑惑は、震災でうやむやになりましたが、説明責任は果たしてませんね。原発事故後の対応は、まさに人災ですし、被災者への冷淡な態度は、忘れていませんよ?それと、「新聞記者」が、フィクションであることをご存じ無いようですね。 https://t.co/109Kqwy8Ay
— 青葉あさひ (@vTxpqRVTUijcIq4) July 30, 2019
>国民は安倍政権を信用しているのでしょうか
その答えは、選挙の結果を見たらわかるものだと思います。少なくとも立憲民主党より信用していることが明らかではないでしょうか?
政策を疑うのは野党として当たり前の姿勢ですが、民意を疑う余地がないように思えます。 https://t.co/ajlOBpr4kj— ナザレンコ・アンドリー (@nippon_ukuraina) July 30, 2019
菅直人さんのツイートに対する私の感想
仮に今回の菅さんのツイートが100%正しいとしても、「野党が政権を握れば、よりよい社会になる」とはならないワケですよ。
むしろ悪くなると思われているからこそ、安倍政権下で野党はずっと惨敗しているのではと私は感じています。
まあこんなのは、もう前々からずっと言われ続けていることですが。
1461日間、自民党の情報参謀を務めた小口日出彦さんの本に、こんなことが書かれていました↓
内閣不信任決議案や問責決議案は、むしろ野党の支持率を下げるらしいということがわかってきた。
例えば、国会審議中に民主党の閣僚にスキャンダルが出たとする。
当然、そのスキャンダルの当人の名前のクチコミ量がすっと上がっていく。
ところが、どういう書き込みでクチコミ量が上がっているのかを調べてみると、「○○大臣が責められてるけど、どうでもいいよ。いい加減にしてほしい」「もっと他にやることあるんじゃないの」といった意見があいつぐ。
攻める野党の側のイメージが悪くなっているのだ。
このとき、痛感したのは、「不信任や問責よりも、政治は真っ当なことをやらなければ国民の支持を得られない」という、ある意味では当たり前のことだ。
民主党政権下で野党の地位に甘んじていた自民党は、このときすでに「政権を責めすぎると、むしろ自分たちのイメージが悪化する」ことに気づいていたワケです。
さて今の野党はどうでしょう。
モリカケ問題を始めとして、与党を責め続けることにとても熱心ですよね。
最近になってようやく間違いに気づき始めた野党政治家も増えてきたようですが、一方でコレだけ選挙で負け続けても、今回の菅さんのような発言を続ける政治家たちも野党にはまだまだいるように思います。
まあ、昔は通用していたヤリクチなのかもしれません。
もしそうであれば、歴の長い政治家ほどこれまでの成功体験が邪魔するのでしょうね。