町山智浩さんのツイッターでの発言
ベルリンの壁は最初、一人一人がそれを越えようとし、多くが殺された。誰もが自分が生きている間に壁はなくならないのだと思っていた。しかし、ある日、市民が一斉に壁に押し寄せて壁を壊した。軍隊は何もできなかった。全部殺すことなど不可能だから。みんなでいっきにやれば古いものは壊せるんだ。
— 町山智浩 (@TomoMachi) July 20, 2019
町山智浩さんに対するツイッターでの反論
いくらなんでも嘘はやめよう。東独から第3国経由での西独への移動が常態化して、壁による制限が有名無実化したからでしょう。勘違いとか調査不足なら指摘で済むけど、こういうあからさまな嘘を立場ある人が言うのは酷いよ。 https://t.co/66MybfkVvy
— わか@わかの観戦日記 (@WAKA_77) July 21, 2019
ベルリンにある、チェックポイントチャーリーという博物館でどの様にしてベルリンの壁が崩壊したか見てきましたけど。この説は違うと思いますよ。ハンガリーのヨーロッパピクニックも壁崩壊のきっかけでした。
— ぱとりしあ (@patoriy) July 20, 2019
この表現、ミスリーディングだと思う。ベルリンの壁は、民衆蜂起で倒れたわけではなくて、東ドイツ政府のコントロールがガタガタになった結果として検問所を開いていいと判断した担当者が開いて、ぞろぞろと市民が出てきたという感じだったはず。 https://t.co/Pyl8WD7az1
— ナカイサヤカ@翻訳と英語と出版 (@sayakatake) July 20, 2019
町山氏、かつてあれだけ批判罵倒していた歴史修正主義者に自分がなりかけているみたいでちょっと心配。 pic.twitter.com/Sslqu7k2D8
— カラサワ (@cxp02120) July 21, 2019
町山智浩さんのツイートに対する私の感想
私はベルリンの壁については、あまり詳しくありません。
しかしそれでも、町山さんのこの話に無理があることぐらいはさすがに知っています。
ググるレベルで分かる話ですしね。
ちなみにこの手の方たちには、「数」を都合よく使う人が少なからずいらっしゃいますね(町山さんに関しては分かりませんが)。
「みんなでいっきにやれば古いものは壊せるんだ」というのは、明らかに数の力の肯定です。
でも一方、公正な選挙で生まれた政権に対しては、数の否定を行ったりする。
多数の国民に支持された結果なのに。
まあもちろん、ご本人たちの言い分もあるのでしょうが。