米山隆一さんのツイッターでの発言
アベノミクスの6年間でGDPは名目10.4%、実質7.4%上昇とは言いながら、内30兆円は統計手法の変更によるもので、これを差し引くと名目4%、実質1%程度に過ぎません。その上ドルベースでは、中国40%増に対して日本20%減です。https://t.co/XYDqxZOSZh
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) August 6, 2019
米山隆一に対するツイッターでの反応
GDPの統計手法の変更は、過去に遡って計算しなおしているので、ここ6年間でGDPが50兆円以上増えているのは事実です。
「内30兆円は統計手法の変更によるもので、これを差し引くと••••••••」という部分は明らかに間違いです。
— ookane55 (@ookane55) August 6, 2019
あんたがドルで買い物するのならその考えで良いだろう。
大抵の日本人家庭も独身日本人も円で給料を貰い、円で買い物をする。— T.REX(内調コードネーム:UF6) (@s8t8r9n0) August 6, 2019
(´ω`)新潟県では県民経済計算をドル換算したり、安倍政権の言いなりになって統計手法を変更したまま数値を公表していたのか?https://t.co/zZf6Q2mztM https://t.co/Vyw5DScSXP
— ジーピフの🐾 and Kou™ (@KouTM) August 6, 2019
米山隆一のツイートに対する私の感想
「統計手法の変更」については、単純に事実を間違えていますね。
しかもツイッター上では、過去何度も指摘され続けている間違いです。
変更したのはそのとおりなのですが、変更に伴って過去データもすべて変更後のものを用いているので、「内30兆円を差し引く」なんて話にはなりません。
あとドルベースでのGDP比較ですが、米山さんがそこから何をおっしゃりたいのかは分かりませんが、少なくとも我々の生活に対してどういう意味を持つのかは疑問ですね。
だって単純な話、ドルで生活していないし。
さらに言えば、ドルベースでの比較は円高を喜ぶ傾向になりやすいので、現状で言えば「じゃあデフレでいいの?」という話にもなったりしますよね。
米山さんは東大理Ⅲ卒の医者で弁護士資格も持っているとのことですが、経済はこんな感じなのでしょうか。
ちなみに、米山さんが貼付している野口悠紀雄さんですが、野口さんと言えばアベノミクス当初、1ドル120円でハイパーインフレの危険とおっしゃっていた方ですね↓
ドル円は2014年に120円を超えたのですが、野口さんはこの辺をどうお考えなのか気になります。
どこかに書かれているのかもしれませんが、ちょっと見つけることができなかったので、もし知っている方がいらっしゃれば是非ご教示くださいませ。